お料理を品よくするハマボウフウの葉。
2012年 01月 15日
個人的にハーブや香草が好きなので、
うちのお料理にそういう葉っぱ類が飾られてるのを見ると、
すごく興味津々になってしまうんですが。
先日写真を載せた「氷頭なます」のお料理に飾られてた葉っぱも、
ちょっと気になってたので、料理長に聞きましたよ。
「この葉っぱ、なんていう名前?」
答えは、
「ボウフウだよ。」でした。
ボウフウ?
聞きなれないな~
ということで早速ネット利用。
しかし、
「ボウフウとはセリ科の植物の一種。
根および根茎は防風という生薬で日本薬局方に収録されている。」
くらいのことしか書いてなくて、あとはあまりよくわかりません。
でもその代わり、
「ハマボウフウ」というのがたくさん出てきたので、
いくつか読んでみたら、
どうやら料理長が言った「ボウフウ」とはこっちのことだなってわかりました。
ハマボウフウ・・・漢字で書くと「浜防風」。
刺身のつまに、正月の雑煮のあしらいにと日本料理に欠かせない高級野菜。
だそうです。
ホントだ!
うちのお刺身の飾りにもちゃんと使われてました。(右のはじっこ)
ハマボウフウの葉っぱ。
濃い緑色でちょっと肉厚なギザギザな形がいいですねー、
茎の赤もアクセントになっててそれもいい!・・・結構私好みです。
高級野菜ということだけあって、お刺身に品を与えてくれてると思いません?
和食って、
器や、盛り付け・飾りつけなども楽しみながら、
召し上がっていただくものですからね。
料理長はそういう知識豊富だから、
私も時々調理場をのぞきながら、いろいろ勉強させてもらってます。
ハマボウフウは、別名ヤオヤボウフウとも言われているそうです。
明治時代から栽培されていて、
当時、八百屋の店頭に高級野菜として並べられたことから、
その名がついたということですよ。
by shinyanagi
| 2012-01-15 18:07