牧小5年生の活動「稲刈りと鯉」後編
2017年 10月 05日
牧小5年生の稲刈り活動の後編です。
こちらは前編のブログ。
稲刈りをして、鯉を捕まえて、はさがけも完了しました。
ここまででほぼ3時間。
みんなほんとよく働きました。

さて、その後は深山荘へと向かいまして。
まずは、みんなで捕まえた52匹の鯉を巨大水槽の中に放しました。

鯉を触ることにもすっかり慣れた5年生たち。
ひょいっと持ち上げて、どんどん水槽へ入れていきます。


ずっと田んぼの中で過ごした鯉たちは体内にたくさんの泥をため込んでいます。
なのでこのままでは泥臭すぎて食用にはなれないんですよね。
しかしこの水の中で2ヶ月ほど泳がせておくと、
体内の泥を完全に吐き切って、泥臭さが抜け、おいしい食用鯉になると言われています。
そう、
みんなが活動を共にしてきた鯉たちは最後は食用になるんです。
これは現実です。
そういうことをちゃんと知って、そして受け止める。
非常に大切な学びなのではないかと思います。
さてさて、
これにて作業はすべて終了です。
まずは温泉に入って泥だらけの身体をきれいにして、
それからいよいよお昼ごはんの時間です。
雪太郎の郷の佐藤さんからは、
「みんながはさがけしてくれたお米は、
何らかの形でまたみんなから食べてもらえるよう考えています。」
というお話を聞きました。
それは楽しみ!
はい、そうなんです。
お昼ごはんはもちろん鯉料理です。
あ、当然ですが、
さっき捕まえた鯉ではないですよ。
しっかりと泥を吐き切った食用鯉です。
鯉のしゃぶしゃぶ
「鯉の洗い」
それではいただきます!
洗いをおいしそうにパクッ!

さて、
実は私、鯉にはかなり抵抗があって食べないことに決めていたのですが。
子どもたちがこんなに平気でおいしそうに食べているのを見たら、
ちょっと大人として恥ずかしくなってきて、
「よし!食べてみよう。」という気持ちになり、
初挑戦いたしました。

酢味噌をかけた洗い、鯉こく、そして新米のご飯。
いただきます。
で、食べた後の感想。
全然食べれるじゃん。
子どもの頃、鯉の煮物を食べさせられたことがあって、
その時の鯉の骨っぽさと泥くささにオエッとなり、その記憶のまま大人になりました。
だから「鯉」と聞いただけで絶対無理と思っていたんですが、
ちゃんとした調理方法で仕上げられた鯉料理ってまったく泥臭くないんですね。
洗いはさっぱりとした白身のお刺身のようでした。
また、鯉こくの鯉は圧力鍋で煮たので骨まで食べれて、骨のいやな感じゼロでした。
なんで今までこんなに頑なに食べようとしなかったんだろう?
と、一度食べてしまえばこんなものなんですね。
それにしても今回私が鯉を食べれるようになったのは、
子どもたちのおかげですよね。
5年生のみんな、ありがとう。
みんなに感謝です。
鯉料理美味しかったですかー?
は~い!
牧小5年生の皆さん、先生方、
雪太郎の郷の皆さん、そしてUXテレビのみなさん。
本当におつかれさまでした。
こんなに有意義な活動。
大人になってもずっと彼らの記憶に残っているといいな~
さて、
この様子は明日テレビで放映されます。
10月6日(金)9:55~
UXテレビ「ナマトク」
です。
新潟県内の皆様、見てくださいね!
by shinyanagi
| 2017-10-05 22:24
| イベント