ご当地レトルトカレー開発経過報告
2018年 10月 21日
試作カレーがレトルト加工されて返ってきました。
これが、大根入りに方向転換することにしてからのレトルト試作3回目。
果たして3度目の正直となるか。
大根入りカレーを試作する。
「これでいける」と納得する。
それを長岡にある工場に送ってお試しレトルトしてもらう。
数日後、加工されたカレーが返って来る。
ドキドキしながら開封し、試食する。
高温高加圧処理後のカレーは、
どうしても味や食感などが変わってしまう。
それを見越して作るのだけれど、
結局は「ちょっと違うな。」となり、
がっかりだけど、
また改良して新たに試作し、工場へ送り込む。
この一連のことを、この1ヶ月で3回やっているのですが、
今回は雪太郎大根の切り干し入りに挑戦してみたんです。
調理場で試作したら、
切り干しのパリパリが特徴的で、ちょっとクセになりそうな程良いアクセントになっていたので、
これで最終決定できそうだ。
と自信を持って工場に送り込みました。
試食してもらった人たちからの評価も上々だったし、
レトルト後がとても楽しみだったんです。
さて、
祈るような気持ちで開封です。
切り干し大根の形がよくわかるので、見た目OK!
しかし。
食べてみると、切り干しは見事に柔らかーくなってしまっていて、
特徴的なパリパリ食感は影も形もない状態。
これじゃ、わざわざ切り干し大根を入れる意味ないです。
ということで、
結局はまた作り直すことにしました。
ホントもうがっかりして、大きなため息が出ちゃいますが、
「やめる」という選択肢は今の私にはないので。
私が学んだコーチングスクールの代表の言葉に、
こういうのがあります。
「やるかやらないか、やめるかやめないかで迷った時、
どっちの選択をした方が、近い未来、自分のことが好きになれそうですか?」
この質問を自分に問いてみたら、
「そんなの、やめないで頑張ってる自分の方が好きに決まってる」となりました。
この言葉って、
質問でありながら、自然とその人を前向きにさせてくれる魔法の言葉だと思います。
もし、何かの選択に迷っている方がいらっしゃったら、
この質問を自分に投げかてみるのもいいかもしれませんよ。
と、
コーチングスクールの宣伝もしたところで。
次は、どうやったら切り干しの食感を残せるか?
これをテーマに試作、実験していこうと思います。
by shinyanagi
| 2018-10-21 08:35
| カレーのこと