牧小5年生の稲刈り体験
2019年 10月 03日
今週の月曜日、
長者屋敷の田んぼで牧小学校5年生たちの稲刈りが行われました。
春にみんなで田植えをしました。
それから、
植えた苗が落ち着いた頃にその田んぼに鯉を放しました。
今回はいよいよ収穫作業、
そして鯉との対面です。
この日は、
前夜の土砂降りがうそのような素晴らしいお天気。
まさに稲刈り日和でした。
カマを用意してもらって。
田んぼに入りました!
もちろん裸足ですよ。
コツを教えてもらって、
どんどん上手になっていきます。
刈った稲を束にして縛ることを「まるげる」というんだそうです。
彼はそのまるげ方を習っているところ。
結構難しそうですよ。
ちなみに私はまったくやったことありませんが、
かなり不器用なので、何度習ってもできないかもです。
片や、
地域おこし協力隊の原田さんは都会育ちなのにとっても上手。
挑戦と努力の人である彼女には、いつも刺激をもらってるんですよね。
さてさて、
みんなの頑張りで刈り取りはどんどん進みます。
「先生、もう疲れたー」
という声も聞こえてきたりしたけれど、
そう言いながらも、
みんなただただ前進あるのみで刈り続けていました。
プロカメラマンの寺尾さんです。
今回も写真を撮りに来てくれました。
いつも生き生きとした子どもたちの様子を臨場感たっぷりに撮ってくれる名カメラマンさんです。
あれ?
そういえば・・・
刈り取りが進むにつれ、
段々と気になってきました。
鯉に全く出会えないんです。
気配さえも感じられない。
鯉、
ちゃんと生息しているんでしょうか?
と、
「いたーー!」
待ちに待った声が聞こえてきました。
春に放した時の3倍くらいの大きさになってるんじゃないかな。
でも本当によかったー
これで次々と鯉に再会できるね。
と期待したのですが。
その後はまったくなんの反応もなく、
そして、そのまま終了時間を迎えてしまいました。
昨年は、放した時のほぼ100パーセントに近い50匹の鯉が生存していたのに、
今年は何かが違ったのでしょうか?
環境が変わったのかな?
でも、
まだ田んぼにはたくさんの稲が残っているので、
残りの刈り取りは雪太郎の郷さんにお任せして。
もし鯉がいたら捕まえてもらいましょう。
ということになりました。
残念だけど仕方ないですね。
田んぼから出た後はお茶飲み休憩。
男の子たちが美味しそうに食べているのは蒸かしてもらったサツマイモです。
私もいただきました。
甘くておいしかったー
やっぱり気持ちのいい外で食べるとおいしさも格別です。
でも稲刈りを頑張った後の子どもたちは、
私なんかよりもっともっと美味しさを感じてただろうな~
もしかしたらずっと忘れられない味になるかもしれないですね。
さて、
これは何をやっているかというと。
それをまたワラで覆って。
火をつけた!
見る見る燃えていきます。
これは「たて焼き」と呼ばれているそうで、
昔はよくこんなふうに枝豆を焼いて食べたんだそうですよ。
みんなも興味津々。
ワラが燃え尽きて、
枝豆が中から出てきました。
さあ、食べてみよう。
ちょっとドキドキ
お味はいかが?
もちろん私もいただきました。
ちょっと生っぽいのもあったけど、
でもほぼほぼちょうどよい具合の硬さに仕上がっていて。
燻されてたからスモーキーでおいしい!
これはビールにとても合いそう。
なーんて思いながらいただきました。
「ソーセージみたい」っていう声も聞こえてきてました。
こうやって子どもたちを楽しませようとしてくれる雪太郎の郷の佐藤さん。
素晴らしい方です。
でも、ご本人もかなり楽しんでいる様子で、
それがまたほほえましい。
そんなひと時でした。
休憩の後は。
佐藤さんから説明を受けて、
さっき刈った稲をはさ掛けする作業に入ります。
この後、深山荘のお風呂に入ってから学校に戻りました。
5年生のみんな、
お疲れさまでした。
みんなが帰った後、
残りの稲を刈ってくれている雪太郎の郷の皆さんです。
鯉はまだもっといたのかな?
実は私もその後の話を聞いていないので、
結果はどうだったのかわかりません。
数匹でもいいから姿を現してくれてたらいいな~
そうそう、
この日の空に珍しい現象を見ました。
虹色の光が見えますか?
これは虹ではなくて「幻日(げんじつ)」という現象。
寺尾さんに教えてもらいました。
珍しいっていうのと、じきに消えてしまうので、
これが見れるのはとても幸運なことなんだそうですよ。
なので急いでカメラに収めました。
その後、やっぱり幻日は消えてしまって、
そのあとは太陽の横に弧を描くような現象も見れたので、
これも写しました。
こんな気持ちのいい空の下での今年の稲刈り体験でした。
by shinyanagi
| 2019-10-03 23:56
| 牧区のこと